ルピナス文庫 

トモニー助成金

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さて皆さま、「トモニー助成金」をご存知でしょうか…。
横浜市南区社会福祉協議会による、南区内で行われている地域福祉推進事業や障がい福祉推進事業の活動への助成制度です。
このたび4月に申し込みをしてみましたところ、先日、助成していただけることが決定いたしました!
心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもたちと楽しめる絵本を充実させることはもちろん、
今年度は講演会を1回と、鎌倉の絵本児童書店『ことり文庫』さんによるブックトーク&本の販売会を予定しております。
いずれも2か月前くらい前からブログ、文庫内にて告知させていただく予定です。
お楽しみに♪
皆さまと過ごすルピナス文庫の空間と時間が より楽しいものになりますよう、大切に使わせていただきたいと思います。

なお、トモニー助成金の財源には共同募金配分金の財源が用いられていることから、今後ルピナス文庫内にも共同募金運動のチラシや赤い羽根共同募金箱を設置させていただくことがあるかと思いますが、ご理解ご協力いただけますよう宜しくお願いいたします。

お知らせまで…♪

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The very best seed house …… 鎌倉「ことり文庫」さん♪

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話ルピナスさん―小さなおばあさんのお話
(1987/10)
バーバラ クーニー

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ルピナス文庫にそろえる本は、『ルピナスさん』のミス・ランフィアスが蒔く花の種のようなものを……いつもそう願って本を選んでいます。
たくさんの子ども達の、そして母達の心に根を張り、
ひとりひとりの心とハーモニーを奏でながら
美しい花を咲かせてくれるような花の種。
その花が、周りに居る人たちをも笑顔にしてくれるような…
そんな素敵な花の種。

She sent off to the very best seed house
        for five bushels of lupine seed.
     
    ―――“Miss Rumphius"より。(『ルピナスさん』原文)

さて、ルピナス文庫の the very best seed house は…?

横浜に移り住んで9年目。
川崎に住んでいたころは2か所ほど、よく足を伸ばしていた種屋さん=絵本屋さんがあったのですが。
横浜に来てからは多摩川を越えることがすっかり億劫になってしまいました。
館主はどうも、車窓から見える景色にだんだん高層ビルが増え、駅に降りると人の多さに圧倒されてしまう…という旅が少々苦手で…。

苦手な旅は、旅費がもったいない。(往復代で本が買えちゃう!)
 ↓
近所の大手書店で雑多に、諸々いっしょくたに並べられている絵本を見るのはバス代すらもったいない。
 ↓
PCを開き、送料無料のア○ゾンもしくはブ○クオフで欲しい本をクリック。

などという、非常に味気ないことを、なんと8年も続けていたのですが…。

先週ようやく、ようやく、
そこまでのプチ旅も楽しめるお店。
そしてなにより、愛と願いを込めて ひとつひとつ揃え、送り出してくれる素敵な絵本屋さんを、鎌倉に見つけました
the very best seed house ……
まるで、ルピナス文庫の恋人を見つけたような気持ち… 
              (片想いかもしれませんが…笑)

2013年の夏に鎌倉にOPENしていた「ことり文庫」さん。
HPは、コチラをクリック→ことり文庫(トップページ、左から走ってくる江ノ電をクリックしてください♪ 店主ふみさんの本の紹介ページも、おすすめです♪)

江ノ電「極楽寺」駅を降り、右に3分くらい歩くと、左手に…♪

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階段を上がると、こんな素敵なスペースが…♪

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子ども達のための このテント、ティピって言うんですって。
居心地のよさそうな中には絵本や、木のおままごと。
おやつとかも中で食べて良いのだとか…♪
このスペースからは、ちょうど写真の左手、目の前に江ノ電が走っているところも見えます。
電車大好きな男の子たちも大喜びですね♪
(ティピの絵本も、近々「ことり文庫」さんで購入の予定なので、文庫の棚に並ぶ日をお楽しみに♪)

お店の扉をあけると……。
温かい笑顔で、店主のふみさんが迎えてくださいます。
木のおもちゃレジの後ろには、愛らしい見習い店主はれちゃんが、ちょこん♪

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小さな小さなお店。
大手さんとは違って
大人が10人も入ったら、身動きがとれなくなってしまいそうな…。
大手さんとは違って
棚に並んでいる一冊一冊が、小物の一つ一つが、
ちゃんと選ばれて、愛されて、嬉しそうに並んでいて…♪
本当にね、嬉しそうに、並んでるんですよ♪
「手にとって、見てみて♪」って。
それは、館主がルピナス文庫で目指していることとも重なって…。

今、ネットは とても便利。
何でも買えるお店があって。
作り手さんと売り手さんの想いを文字と写真で紹介しながら、こだわりを持って運営なさっているネットショップも沢山あります。
そう、ネットならではの良さも沢山あるのですけれど。
でもでも、やはり、ワンクリックの買い物は、味気ないのです。

ようやく見つけた、恋人のようなお店…。
HPとお店と本の品揃えを見ただけで、かなりクラクラしていたのですが。
先週、初めて訪れた際に頂いた「ことりタイムス」で、完全にルピナス文庫館主のハートは射抜かれてしまいました(笑)
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これね、「ことり文庫」の店主さんお手製の不定期発行新聞なのだけど…。
頂いてすぐは、「新刊本の紹介や、ことり文庫さんの近況報告やイベント案内かなぁ…?」くらいでしたが…。

  なになに、この広告…。
       「かえでがおか農場体験ツアー」…!?
  コトリツーリズム…???
  え、そんなのあるなら行きたいけど…。
      「かいじゅうたちの島キャンプツアー」!?
  これも、気になるけど…。

  この広告は…? 
     「チト園芸店」
      ~ミルポワルの花は鉄に上にも生える~
      ~戦争反対を花で~
  あれ。あれ?
  え~っと。。。
  
  これは?これは?
      「短期募集 ゆうびんやのくまさん助手 
          気遣い上手歓迎! ……
  
 キャ―――っ。
   バタン。(気絶・笑)

なんのこっちゃ…ですね(汗)
どうぶつしんぶん (日本傑作絵本シリーズ)どうぶつしんぶん (日本傑作絵本シリーズ)
(1988/09/25)
岸田 衿子、谷川 俊太郎 他

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こちらをご存じの方なら話も早いのですが…。
(文庫には置いてませんが、持ってますので見たい方は声かけてくださいね♪)
「どうぶつしんぶん」も好きですが、
絵本好きには「ことりタイムス」の方がたまらないかも!!

なんとか身体を起こし、
その後もキャーキャー言いながら楽しみました♪
(実際には隣に居た長男の背中をバシバシ叩きながら読んでたので長男に白い目で見られましたが…)
以来、毎日カバンにしのばせ、同じ絵本好きの友人たちに半ば強制的に読ませて「いいでしょ~!!」とやってます・笑
あいかわらず要領の得ない話で申し訳ないですが、
是非皆さんにも実物をご覧いただきたくて店主さんにお願いしたところ、「ことりタイムス」を数部ずつルピナス文庫に置かせていただけることになりました! 
昨日また「ことり文庫」さんを訪れて早速頂いてきたので来館時に是非お手に取ってごらんください♪  

それからそれから…これも一緒に頂いたのですが。
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これは、店主さんお手製の極楽寺駅~鎌倉駅までのおさんぽ案内♪
これがまた、とてもいいのです!
ちらっとね。ちらっと。
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縁あって昨年秋に極楽寺駅を訪れて以来、ルピナス文庫館主も極楽寺から鎌倉駅までのお散歩&海辺でひと遊び&買い物&ランチがすっかり気に入っていたのですが、この「おさんぽ案内」のおかげで、もっともっと楽しめそうです♪
こちらは是非、皆さんも直接お店を訪れて、お買い物を楽しんで、頂いてくださいね♪ 

館主は江ノ電で長谷駅から極楽寺駅へむかうまでのひとときが、とってもお気に入り。
長谷駅までは修学旅行生も多かったり、どこか観光地の香りがするのですが(それはそれで鎌倉らしくて良いのだけど)、その先たったひと駅の間に
「トンネルを抜けると…」
まさに、そんな気持ちを味わえます。
ふっと、景色が、空気が、変わります。
このひと駅、とってもとっても短いので、おしゃべりしてたら気付けないかも。
鳥のさえずりの聞こえる、ちょっとレトロな駅に降り立つと、胸一杯に新鮮な空気を吸いたくなります。
「ことり文庫」さんのおかげで、そのトンネルがますます、私の中では特別なものに…。
『雪国』同様、
そのトンネルの向こうに「恋人」がいるのですから…

館主は今月末も訪れちゃいます。
春休みには、娘達を連れて…♪
是非みなさんも、ルピナス文庫の the very best seed house を訪れてみてはいかがでしょう♪
一緒に「ことり文庫」ファンになってくださる方、募集中です・笑



それとそれと……写真を撮り忘れたので、また後日写真を改めて載せたいと思いますが、
三崎に「うみべのえほんやツバメ号」という絵本カフェが、こちらも2013年春にオープンしています!
そうです!
あの『ツバメ号とアマゾン号』の、ツバメ号です!!!
ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))
(1967/06/19)
アーサー・ランサム

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アーサーランサムクラブの皆様も時折訪ねていらっしゃるとか、近くに、あの世界さながらの生活をしてらっしゃる方がいるとか……こちらもファンにはムフフな楽しいお話をたくさん聞かせていただけます!
お店のHPは、こちらをクリック→うみべのえほんやツバメ号
こちらは是非、くだもの狩りもセットにすると、楽しさ倍増です♪
今ならイチゴ…♪
館主も子ども達と行く予定♪
お店では店主さんお手製のスイーツも是非楽しんでくださいね♪
「でも、三崎って…遠くない…?」
いえいえ、京急早いですし、案外さくっと行けちゃいます!

横浜、これといった絵本屋がなくてつまらない…なぁんて思ったりしていましたが、
ここにきて、ムフフなお店が色々で、館主は嬉しい限りです。


今日は横浜は、またまた雪。
けっこう積ってますね。
小さな子どもたちは喜んでいるけれど
明日から神奈川公立高校の入試が始まります。
交通機関が乱れない程度に、降ってくれないかなぁ…と、天の神様にお祈り。

さて、どこにも行けないし、
娘達とお雛様出そうかなぁ…
っと、その前に、今日は14日でした。
娘達と、11日に作ったチョコをラッピングしなくっちゃ。
今年は遊び友達にはあげないらしいので、
パパと、お兄ちゃん達の分だけね♪

皆さま、雪道に気を付けつつ、どうぞ素敵な週末を…♪



恋人を見つけて、ちょっと浮かれ気味の館主でした
(二股とか、言わないでね♪)


追記 
窓の外の雪を見ながら、
「明日の入試。どうかねぇ。
 準備中の先生方も、大変だねぇ…」と口にしたところ
長男が
「え。何言ってんの。今日から入試。だから俺、水曜まで休みなんでしょ」

あれ。あれ?
本当だ…。
えーっ!!!
今更気の毒がっている、相変わらず抜けている館主。
がんばれ受験生!!!

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ルピナス文庫 楽しく読解力を向上させるには

次男が5年生になった今年から、度々相談を受ける「読解力」の向上方法…。
てっとり早い方法は難しいのですが、参考までに…。
参考です。参考。
読書は楽しんで下さい。。。

以下、お渡しすることにした用紙より。




「ルピナス文庫 楽しく読解力を向上させるには」

読解力とは、情報を理解し、活用する力のことです。
文庫の本は楽しんでもらう事が一番ですが、読解力を身につけることも、生きていくために大切な事です。読解力は、ある程度の質と量の読書をすると自然に身に付いてくるものです。
ただ、そこに至るまでに少しコツがあるように思いますので、文庫の本を通して楽しく読解力が身に付く方法を考えてみました。

1:まずは確かな絵・想像力をはぐくむような優れた挿絵の絵本に多く親しむ事。
言葉は ひたすら耳から入るようにする。耳から入る日本語と優れた絵とをひたすら楽しむ事。
機械ではなく、子供が安心できる人の生身の声で。肌や目でのコンタクトを取りながら。
→安心感と日本語の響きと優れた絵による情景とが心地よくインプットされます。
 人の話に耳を傾ける事を、喜びと共に自然に身につける事が出来ます。
情報源が垂れ流しに近いアニメ・テレビに偏りすぎると、言葉よりも、音や映像、雰囲気に左右される感覚的な理解の仕方、気分や感覚で適当に情報に接するようになる危険があるように思います。(産経新聞で「キブンの時代」と称してそのような人々の増加を危惧する特集が組まれていたのを興味深く読んでましたが、ちょうど今朝から「キブンの時代」第3部の記事が載ってました。今朝は「理屈を超えた民主党支持率回復」に関する記事でした。)

2:次に、言葉のみで情景を想像していけるよう、あまり長くない話で、挿絵の少ないもので、言葉に集中し、言葉から自分で想像することを楽しいと思えるような話にも親しんでいく。 
読んであげながら必ず子供の表情を確認。話についてこれないようなら話を選びなおす。
まずは情景を想像できれば十分。細かい心情・内面描写の理解はまだ先。
その意味でも優れた再話による昔話は最適。
(昔話は本来、耳だけで楽しめるよう語られ伝承されていて細かい心理描写もありません。)
その一方で、小学校入学後は、前述「1」の絵本を自分で読むようにする。
無理強いせずとも、文字が読めるようになり読みたいと思える絵本が手に取りやすいよう置いてあれば自然に自分で読み始めます。早い子では年中くらいから自分で読もうとしますが、「1」の段階をどれ程楽しんできたかがその後の読書力を左右するように感じますので、少なくとも幼稚園児には一人で読む事を強要しない。(どうしても自分で読みたがる場合は別ですが、可能な限り「1」の段階を大切にして)
この時期に子供が自分で読む物は、何度も読んであげた絵本が最適。何度も読んでもらい楽しんでいるので、自然に目で読めるようになります。初めての本を無理に一人で読ませない。(自分で読みたがるなら別です。)
耳と脳をさらに楽しく自然に鍛え、耳慣れた言葉と文字と内容とを楽しくつなげる手順が「2」の段階。

3:耳から入る言葉を十分楽しめるようになったら、本当に面白い心を揺さぶる物語を用意する。
自分で選んでこれる子供なら心配ありませんが、本を好きになれない子に読んでもらう最大のコツは、親も読み、親が面白いと思える本を用意する事。
読後に「おもしろいよねぇ」「お母さんは○○○な所が面白いと思う」「○○ちゃんは?」等と聞き、「楽しく」会話する事で、さらに自ら考える力がつきます。
(毎回感想を問いただすのは厳禁。本嫌いを作るコツがそれです。また、親が面白いと思えなかった本を無理に読ませる必要もありません。)
用意した本は、続きが気になって仕方ない様子を子供が見せるまで根気強く読んで聞かせる。
気になって仕方ないようなら、「お母さんちょっと忙しいから自分で読んでね」等と勧めてみる。
無理強いしない。嫌がるようなら読んであげる。
最初のうちはルビがふってあって字も大きめのもので、低学年向けの冒険物語等が最適。
挿絵も想像力の手助けになる優れたものがおススメ。
慣れてきたら、主人公の心理描写・性格描写を一層楽しめる深い物語を少しずつ。
このクラスの本になると、親も読んでいて相当楽しく、親子の会話も一層深く楽しくなります。
一方で、子供が望む限り「1」「2」の段階の本を読んであげることも大切。
愛情を確認できる行為にもつながり、この時期の後に、もしくは並行するように訪れる思春期の子供の支えにもなります。
心理描写・性格描写・情景描写…どれもまずは耳からのリズムに慣れる事で、自然に自分で読みながら楽しめるようになっていきます。それまでは子供が望む限り読んであげましょう。私の気づく限りでは、たくさん読んでもらっているのになかなか自分で読まない子も、10歳の誕生日を迎えるころ、一人で楽しむ事に目覚めていくようです。これまでの段階を充分楽しむことで読解力が付いてきたのと同時に、心を揺さぶる物語に出会いたくなる年頃のように感じます。子供が親に本を勧めてくれることも出てきます。喜んでその本を読んでみましょう。感想を言ってあげると子供も喜びます。少しずつ内容の濃い感想を言い合えるようになり、親子共に益々読書も暮らしも楽しくなります。
この時期は子供の心を揺さぶる素晴らしい物語が用意されていることが大切です。

耳からの情報と、目で見る文字からの情報を理解する力は、生きていくのにとても大切な力です。
読解力と言うと難しそうですが、「親子で」(「誰かと」)本を楽しむことにより、自然に身についてきます。親と楽しまなくても、本を楽しむ友達がいれば、もっと素晴らしいですね。
また、子供に一人で読ませようとするよりは、親が一人で本を楽しんでいる姿を見せている方が、子供を読書好きにするには効果があります。
子供に読解力を…なら、まずは親が楽しみましょう♪

次に、ルピナス文庫の本の具体的な選び方です。(あくまでも目安ですが)

ルピナス文庫の赤シール・緑シールの絵本が「1」の段階。
赤シール・緑シールの昔話が「2」の段階。
緑シールの中でも、字数が多い絵本・児童書、青シールの絵本・児童書が「3」の最初の段階。
黄色シールは内面にまで踏み込んだ、およそ10歳以上の「3」の段階です。
黄色シール・白シールは、ある程度の読書力がないと難しいかもしれませんが、大人も心から楽しめるような、「これぞ読書」と思える素晴らしい本ばかりです。
楽しむ事が近道ですので、あせらず、気張らず、親子で読書を楽しんでください。


とは言いながら。
取り急ぎ、お子さんの読解力をアップさせたいお母様のために…。

読解力とは、書かれたテキスト(情報)を理解し,利用し,熟考する能力 のこと。
この「読解力」を整理して示すと,以下の三つの要素の総体ということができる。
Ⅰ 受信・受容 : 聞くこと,読むこと
Ⅱ 思考・判断・創造 :  考えること、思うこと
Ⅲ 発信・提示    :  話すこと、書くこと
上記のⅠ~Ⅲの要素が互いに関わり合うことが,「読解力」の全体像となる。「読解力」は, Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが切り離されているものではなく,総体として機能して,初めて「読解力」ということになる。
            横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校FYプロジェクト 編 より
                     http://www.sanseido-publ.co.jp/publ/dokkairyoku.html


絵本の読み聞かせを楽しむことで自然に身に付くのが「Ⅰ」の「受信・受容」する力です。
「Ⅱ」の段階に行くには、心理描写のある深い物語や、問題提起のある文章(新聞でも良い)を、自分だったらどうするか、何故そう思うか、等と考えながら読む事で、身に付きます。
「Ⅲ」の段階は、伝える、という事です。「感想文」が思いつきそうですが、ダラダラと感想を書き連ねる事はお勧めできません。アマゾンその他の書評を参考に、自分なりに本の推薦文(帯)を書いてみると良いでしょう。(どんどん書いて下さい!是非、文庫で使わせてもらいたいです♪)
親や友達と楽しく感想を述べ合えたらバッチリです。
何かについての感想を述べ合うことは、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ を繰り返すという事でもあります。
日頃から会話を豊かにする心掛けも大切ですね♪

そして さらに…。
これを書く事は少し躊躇しますが、さらにさらに、もっと切羽詰まった受験生は……
ひたすら読解問題を解く事です。(完全に文庫趣旨から外れましたが…泣)
それも、問題文・資料を読んでから設問を解くのではなく、設問を先に読んで、設問の答えを探すべく問題文・資料を読みます。(国語に限らず)
模範解答と解説は熟読。
これをひたすら続けると、結構成績アップします。
読書の楽しみとは程遠いので好きではありませんが、自分も受験時は割り切りました。
試験時は問題文・資料を自由に楽しむ時間はありませんからね(苦笑)
ただ、常に問題意識を持って資料にあたる事は、大人になっても役に立ちます。
これと並行して、息抜きに沢山本を読んであげて下さい。
中学生であっても…。優れた昔話や物語は、大人が聞いても楽しいものです。

以上、役に立つかどうか不明ですし、やはり楽しんで読書してほしいと思いますが、高学年のお母様方の「ため息」に少し応えるべく、参考までに…。

ルピナス文庫  

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子どもの本購入費助成金

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この度、伊藤忠記念財団による子ども文庫助成事業より
平成21年度子ども文庫助成 子どもの本購入費助成として、助成金を頂くことができました!
(伊藤忠記念財団 子ども文庫助成に関しては、こちら→http://www.itc-zaidan.or.jp/

本当は3月19日(金)に都内で行われた贈呈式にも出席をして、全国で文庫活動を続けていらっしゃる方々とお話をしたかったのですが、3月19日は我が家の長男の小学校卒業式でしたので贈呈式には参加できませんでした…。

学生時代の貯金を全て回し、化粧品をケチリ、児童手当の一部を回し、自転車こぎこぎブック・オフをはしごし、ネットショップにも目を光らせ、10年強でここまで本を集めまてきましたが(笑&涙)本当に欲しい本は なかなか安くは手に入らず、限界を感じておりました。
この度助成を頂けましたこと、本当に、本当に、有り難く、嬉しいことでした…。

当初、自分の文庫活動は自己満足に過ぎないかもしれない…という気持ちが強すぎて、本当に細々と控えめに、ひっそりと開いていた文庫でしたが、昨年9月初めに財団の方にご訪問を頂き励まして頂いたのをきっかけに
ブログを開設し、ポスター数も増やし、もっと自信を持って、前向きに楽しんでいこうと思えるようになりました。
(財団の方々は、前年度受領者のフォローアップ訪問と、審査訪問を合わせ、日本全国200件近い家庭、施設を訪問し、文庫活動を応援して下さっています…!)
おかげさまで、文庫に来てくれる子供の数も増え、貸し出し中の冊数もグンと増えました。
子どもたちに本を評価してもらう事で、意外な発見や喜びがあって、私の楽しみも増えました。
子どもたちが少しずつ大きくなり、これこそ本当の読書の楽しみと思えるような、読みごたえのある物語を楽しめる子供達も増えてきました。

ただ、文庫を続けられる喜びが増す一方で、今も 自己満足に過ぎないのだ という感覚は残っています。
そしてその感覚があるからこそ、逆に肩の力を抜いて、楽しんでいけるのだろうとも思っています。

戴いた助成金でどの本を購入しようか…。
以前プチ講演会でお世話になったTさまから頂いたリストなどを参考にしながら、
今 楽しく選び、購入を進めている最中です。
文庫の本を選ぶときの心構えとして 色々と書きとめているノートがあるのですが、
中でも時折読み返しているもので、ポール・アザールの本・子ども・大人から抜粋したものは 読み返すたびに、色々なことを考えさせられます。
ポール・アザールがいうところの「ひとかどの道徳家のような顔」になって「子どもを圧迫」していないかどうか…とか・笑
いえいえ、笑いごとではなく、本当に はっとさせられる内容なのです。

今日は 長くなりますが
ポール・アザールが
「わたしは……な本を愛する」
という形で様々に挙げている 「……な本」 の部分を箇条書きにしてご紹介したいと思います。

・芸術の本質に忠実である本
・直観に訴えて、じかに物を感じ取る力を子どもたちに与えてやるような本
・子供達でも読んですぐに理解できるような簡易な美を持っている本
・それを読んだ子どもたちが深い感動で身も心もうちひしがれ、一生その思い出を心にしまっておけるような本
・彼らのうちに感傷ではなく感受性を目覚めさせる本
・人間らしい高貴な感情を子どもの心にもふきこむような本
・動物の生命も、植物の生命も、森羅万象の生命も全て大切にしようという気持ちを彼らに与える本
・天地の万物や、その霊長たる人間の中にある神秘的なものを馬鹿にしたり、なおざりにしたりするような気持を決して子どもたちにあがえないような本
・遊びというものが大切な、重要なものであるということを認めている本
・知性や理性を鍛えるという事は、それが必ずしもすぐに利益を生み出したり、実際の生活に役に立ったりすることを目的としているのではなく、また目的とすべきでもないという事をわきまえている本
・知識を与える本…しかし、もしもその本が気易く何でも覚えられるという餌食によって子供達をおびき寄せまんまと子ども達から楽しい遊び時間を追らげてしまうのを目的としているような本だったら、話は別である。そんなことはとんでもない話で実際には大変な苦労をしなければ覚えられないようなものが沢山あるのだから、そんなやり方自体が無茶である。
・幼い魂の芽をつぶしてしまうような詰め込み主義の本ではなく、魂の中に知識の種をまいて、それを健やかに育てようとするような本
・知識を過大評価して、万物の尺度とするような間違いを犯さないような本、つまり知識の能力の限界を正しく理解している本
・認識のうちで最も難しいが、また最も必要な知識、つまり人間の心情についての認識を子どもたちに与える本
・非常に正確で真実で、人間の魂の奥底までしみいるような、いつまでも変わらない真理、人間の魂を生き生きとさせ、奮い立たせるような真理を豊かにもっている本
・私心のない誠実な愛情を持っているものは、いつかはきっと報いられるだろうし、たとえ他人によって報いられることがなくても、その人自身にプラスする点は大きいはずであることを教える本
・羨望とかねたみとか貪欲とかがどんなに醜く低劣なものであるかを示す本、つまり、真理と正義に対する信頼をつちかうことをその役目としているような本


そして、以上のことを述べたうえで、ポール・アザールは

もちろん、これだけの条件を全部満たすということは非常に難しい。わたしもそんなことは十分知っている。これでは、大人向きの良書に対する条件よりも、子供向きの良書に対する条件の方が難しくなってしまう。それに、大人のための良書でさえ、そう簡単に作り出せるものではないのだ。しかし、ただ小才をきかして物語を器用にまとめあげ、子供に消化の悪い、偽の読み物を与えて、若い魂をゆがめたり、ひとかどの道徳家のような顔をして、教訓とか知識とかを大安売りしたり、さらには短所、欠点を長所、美点と思いこませて、子ども達を誤らせてしまうようなことだけは、どうしても許すことができない。大人が子供を圧迫するとわたしがいう意味は、実にこのことなのである。

と、述べています。

いかがでしょう…。
読み返すたびに、本当に色々と考えさせられます。

助成金、大切に使わせて頂き、
子ども達の魂が喜んでくれるような本を1冊でも多く、用意できれば…
そして真面目になりすぎず(笑)、私自身心から楽しんで続けていければ…
と 思っております。
(ブログは かなり真面目な事書いてますが、実物の私は かなり天然ボケの入ったおばさんです・笑)

今日のトップの写真は、助成を頂けることが決定した12月に、
増やせる本達のために作り足した本棚です。
テレビボードに作り足しただけですが、
児童書の紹介ができるよう、工夫してみました♪

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